エネがえるBiz:蓄電池選定のための参考値どおりにシミュレーションしているのに目標ピーク値を超えてしまう
蓄電池シミュレーションで表示されている目標ピーク値超過買電量の表示をご確認ください。
太陽光自家消費シミュレーションで表示された<蓄電池選定のための参考値>にしたがって、蓄電池の実効容量、充放電の定格を設定して 蓄電池シミュレーションを行っているのに、目標ピーク値を超えてしまうケースがあります。
この場合、目標ピーク値超過買電量の最大値が次のような形で表示されています。
(目標ピーク値に抑えられている場合は、超過買電量 0 となります。)
この日の1日の動きを見てみると(右図)、系統からの充電で蓄電池が満充電になっていないことがわかります。
つまり、前日の蓄電池残量が少ないと 充電時間に設定している 1時から 4時までの 3時間では満充電できないために目標ピーク値に抑えられないという状況です。(充電容量 24kW x 充電時間 3h = 72 kWh が実質的な実効容量みたいなことになっています。)
この場合は、充電時間を長くするか、目標ピーク値を高く(ゆるく)する必要があります。
同様に放電時間の設定によっても目標ピーク値を満たせない場合があります。この場合も同じように目標ピーク値超過買電量に示された日の動きを確認して、原因を特定してご対応ください。(ピーク前の放電で使い切ってしまっていることが多いです。)
(補足)
太陽光自家消費シミュレーションで表示された<蓄電池選定のための参考値>では、あくまで 買電量 の目標ピーク超過量を表示していますので、蓄電池の実効容量・定格の初期値はそれに放電の変換効率を加味したものになっています。したがって、蓄電池の設定を変更する場合はそれを考慮してそれらの値を変更してください。