発電量推計に積雪の影響は考慮されていますか?

発電量推計に積雪の影響は考慮されていますか?

短時間の降雪であればNEDO METPV-20(日射量DB)を参照しているため反映されています。ただし長時間の降雪・積雪によるパネル発電停止などの影響は加味されておりません。 ※エネがえる(家庭用・産業用)共通の回答です

▼降雪や積雪の太陽光発電への影響と、エネがえるの発電量シミュレーションの対応
1. 発電量の低下
積雪や降雪により発電量には以下のような影響があります。
太陽光発電は短時間の降雪であれば、降雪時も発電することができます。また雪の反射光で発電量が若干上がるケースもあるようです。また、年間200cm以上の降雪がある地域でも、12月~2月の冬季に、それ以外の期間と比べても平均で5割程度の発電が記録されているようです。
よって、積雪については、短期間の積雪であれば問題ない。ただし、太陽光パネル全体に雪が積もった状態が続くと、発電量に影響が出てしまい発電0の期間が続く場合もある。こういった状況が想定されます。

→上記を前提として、以下 a)か b)いずれかのご回答となります。

a)短時間の降雪の影響は、NEDO METPV-20(日射量データベース)の範囲であれば反映されています。
エネがえるの発電量推計は、地域性を加味したNEDO METPV20の日射量(全国835地点 / 統計期間2010年~2018年 / 代表年の時間帯別 / 日照時間等から全天日射量を推定するモデル)を参照しています。
よって、晴・曇※雨と同様に短時間の降雪の影響は全国835地点の測地地点の過去データをベースに考慮されています。

(関連するFAQ)

b)積雪により太陽光パネルに雪が積もった状態が続いたケースの影響はエネがえるの発電量シミュレーションには反映されていません。理由は設備の品質や施工手法等に依存するためです。

また以下のパターンの影響は発電量シミュレーションで対応できる範囲外となるためエネがえるの発電量シミュレーションには反映していません。

2. 太陽光発電設備の損傷(積雪の重みによる太陽光発電設備の損傷のリスク)
考慮していません。理由は設備の品質や施工手法等に依存するためです。

またご回答とは別途、積雪地域での発電量に関して、参考になる記事を共有いたします。
ご参照ください。

▼降雪、積雪の太陽光発電への影響に関する参考記事(ご参考まで)

→雪国でのメガソーラー普及を支援するため、平成25年度に1,000kWの太陽光発電所を建設し、同年12月25日に運転を開始しました。その後は、様々な実証試験を通じて、有益な情報を発信してきました。ここでは、令和2年度の実績を基に実証試験(パネルの種類、取付角度、架台高さ)について考察を行いました。


→雪は、地上に舞い降りるにつれて正に帯電して電子を放つ準備ができている状態となります。研究者らがあらゆる素材を使ってテストしたところ、雪の結晶と接触したとき最も効率的に発電できるのは シリコン の負の電荷であることがわかりました。
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